内科・生活習慣病
内科・生活習慣病
高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病に幅広く対応いたします。生活習慣病は放置すると大きな障害を伴う疾患となって発症し、時には日常生活に大きな支障をきたす可能性が高くなります。当院では最初に症状と生活習慣を伺って、どのようなことに注意をすればよいのか、様子をみても大丈夫か、それともすぐに薬による治療が必要なのかなどを判別しながら対処法を提案します。
生活習慣病の中では最も患者数が多い病気です。日本人は遺伝的に食塩に敏感に反応しやすいことや、日本では食塩を多く含む食文化があることに関係があります。一方で高血圧なのに治療を受けていない有病者が多数みられることが問題となっています。というのは高血圧を放置すると脳卒中(脳梗塞・脳出血など)、心臓病(狭心症・心筋梗塞・弁膜症・不整脈・動脈瘤など)、腎機能障害等々血管障害に起因する疾病が起こり、生命予後はもちろんのこと、生活の質を大きく低下させる原因となります。そうならないためには自分の血圧がどのくらいか、特に起床時の血圧を調べることが大切です。上は135mmHgを超えない、下は85mmHgを超えないと安全です。どちらか一方でも上回るときは高血圧を疑います。食事や運動など生活習慣を修正することによって薬なしで改善したり、また薬が必要であっても少ない量でコントロールができたりもしますので、薬が止められなくなるのが嫌だなどと考えないで受診してください。なかでもタバコを吸う方、糖尿病や腎臓病を合併している方は早めにご相談ください。
血液中にLDL‐コレステロールが増えると、傷ついた血管の内壁に沈着して、血管の厚みが増して固くなり、いわゆる動脈硬化を起こしやすくなります。動脈硬化が進むと血管の中が狭くなって血流が悪くなったり、血栓と呼ばれるかたまりができて血管を詰まらせたり、血管が破れやすくなったりします。心臓血管で起これば狭心症・心筋梗塞、脳の血管で起これば脳出血・脳梗塞となります。悪玉コレステロールが高くても動脈硬化の程度を調べて、軽度であれば食事と運動によって内服薬なしでも進行を遅らせることが期待できますので早めにご相談ください。
糖尿病は体の中でブドウ糖の処理が速やかにできず高血糖が起こる病態です。大きく分けるとインスリンという血糖を下げる働きを持つホルモンがほぼ全くでないタイプ(Ⅰ型)と、インスリンの効果が不十分になったり、分泌量が不足するタイプ(Ⅱ型)があります。当院ではⅡ型の方を対象に治療をおこなっています。高血糖が長期間続くと細い血管が破壊され、さらに進行すると神経やもっと太い血管の障害も発生し臓器障害(合併症)として現れます。合併症そのものを元に戻すことはできませんが、高血糖を改善すれば合併症は起こらないとされていますので、初期からきちんと対処することが重要です。治療の基本は主に糖質を中心としてカロリーの過剰摂取にならないようにする、すなわち食事内容を分類し、その量や食べる順番などを適切にすることです。もう一つは運動で、その目的は主として筋肉での糖代謝改善と全身の血行改善にありますが、ここで注意しなければいけないのは摂り過ぎたカロリーを運動で消費しきるのは難しいということ、つまり過食を止めないとうまくいかないということです。これらをおこなっても改善が不十分ならば薬による補助を開始します。以前の糖尿病内服薬はインスリンを分泌させる働きのものが中心でしたが、今では糖代謝のメカニズムの解明が進んだおかげで高機能かつ副作用の少ない内服薬が造られていますので、個々の状態に合わせた治療がやりやすくなってきています。
尿酸値が7.0mg/dl以上になると高尿酸血症といえますが、必ずしも自覚症状はみられません。尿酸が高い状態が続いて、尿酸の結晶が関節にたまり炎症が起こると、これを「痛風(痛風発作、痛風関節炎)」といい、強い痛み、発作が生じます。消炎鎮痛剤などにより7~10日程で落ち着くものの、高尿酸血症が治ったわけではありません。高尿酸血症を放置すると腎機能障害や尿路結石、動脈硬化のリスクとなりますから注意が必要となります。
まず原因となるプリン体をたくさん摂っていないか生活習慣を確認し、よくないところがあれば改善しましょう。水分を十分にとることも重要で、1日当たり1500ml位の尿量は出るようにするとよいでしょう。高尿酸血症の方は、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病を合併していることも多いため、それらに合わせた食事・運動療法を指導いたします。それでも何度も痛風発作を繰り返したり、尿酸値の低下がみられない方には内服治療をおこないます。
内服薬・点鼻薬・点眼薬による治療をおこなっています。
診察の上、必要があれば専門科へ紹介しますので気軽に受診してください。
お腹の不調・便の異常がある場合は気軽にご相談ください。
問診や診察をおこない、必要に応じてレントゲン、腹部超音波など用いて診断をおこないます。少しでも症状が診られる際は我慢せず、お早めに医療機関までご相談ください。
新型コロナ感染症が疑われる症状の方に対しては院内感染による拡大防止の目的により対面診察はおこなっておりません。またコロナウィルス検査もおこなっておりません。37℃以上の発熱と風邪症状がある方は電話にてご相談ください。